笑福
2022年09月11日
7、8月の勉強会は【看取り】についてです。
現在、笑福では「看取り」は行っていません。しかし、今後行わなければならない時がくるかもしれません。
「看取り」とはどのようなものなのか?

講師は、竹田志穂美さん。
看護師で、看取り士でもあり、以前は笑福で勤務されていました。
今は、アロマの販売・施術のお店の経営、有償ボランティアなど幅広く活動されています。
知識、経験豊富な竹田先生を招いて2回にわたり学びました。

「看取り」とは?
・近い将来、死を避けられないとされた人に対し、身体的苦痛を緩和、軽減するとともに、
 人生の最後まで尊厳ある生活を支援すること。
・無理な延命をせずに高齢者が自然に亡くなられる過程を見守るケア。


一般的に今までは、8割の方が病院で死亡されていました。しかし、コロナによる医療のひっ迫で、高齢者の食欲不振などによる入院は、受け入れができない状態になっているそうです。
また、病院で面会もできず、最期にも立ち会えないような状態で亡くなっていく・・・。
そのような状況から、今後自宅で最期まで看取る割合が多くなっていくといわれています。
 
看取りを経験したことがない、笑福のスタッフは「看取り」にどのようなイメージを持っているのでしょうか?
・最期の時間に関われる職業
・家族や、知り合いに囲まれて最期を迎えると安心感があると思う。
などのプラスの意見もありましたが、
 
・急変時の対応に不安がある。
・精神的、体力的負担が増えそう。
・知らないから怖い。
など、マイナスのイメージが多く聞かれました。
 


講師の先生より、
◇主な疾患ごとの最終段階の特徴  ◇看取り期にある利用者の状態像
◇ケアのポイント         ◇医療スタッフとの連携、協力

について教えていただきました。

最後に看取りを行っている施設、そのスタッフの方の心情の変化を映したDVDの鑑賞を行いました。

 
スタッフそれぞれが、「死生観」「看取り」について考えさせられたようでした。
最後に行った「看取り」を経験してみたいですか?という質問に、
「やってみたい」という前向きなスタッフが、最初にマイナスイメージを持っていたスタッフの数より多くなったように思います。
 
今すぐに「看取り」が実施できる体制ではありませんが、今後に向けて充実した学びの時間になりました。
竹田先生ありがとうございました✨
 
笑福では、当日に勤務の都合等で参加できない職員も含め、全職員が全く同じ内容の勉強会の受講ができる体制を、教育委員会が中心となり整えました。スマートフォンのアプリを使って、職員に向け勉強会のビデオ配信をしています。
これにより、何度も伝達研修の機会を設けることなく、各自が都合のいい時間に受講できるようになりました。

スキルアップに向けて、日々頑張っています('◇')ゞ

 

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