笑福
2024年02月26日
笑福では1月に高齢者の接遇についての内部研修を行いました。
今回は座学の他にロープレを取り入れてみました。

3つのグループに分かれて、それぞれ利用者に対してのケアや対応に関しての事例を与え、不適切ケアと適切ケアを実際に配役を決めて演じていただきました。
初めに悪い対応を演じた後、どこが不適切かを職員のみんなに発表してもらい、その後で正しい対応を演じて比較していく…
そんな構成で研修を進めていきました。









みんな緊張しながカンペを片手に職員役や利用者役を必死に演じてくれました(*^_^*)
慣れないロープレでしたが、また違った内容で取り入れていきたいと思いました。
2024年01月10日
笑福では年間計画をもとに
毎月テーマを決めた内部研修を開催しております。

今回は通常の内部研修とは違い
初級・中級職員を対象として
それぞれ異なるテーマでの
研修を実施しました。

初級職員向けは「コミュニケーション」とは
中級職員向けは「人材育成」について

研修内容の構成から資料作り、講師も笑福の職員が担いました。
教わる側も教える側も互いに成長し合える機会となりました。

今後は上級職員向けの研修も開催する予定にしております。



(初級向け) 「コミュニケーション」とは



(中級向け) 「人材育成」について







 
2023年10月03日
先月の9月27日に実施した社内研修のレポートです。
研修内容は「急変時の対応」についてでした。
実際に急変した利用者様を発見したことを想定して、2つのグループにわかれ、それぞれ担当(役割)を決めて人形と本物のAEDを使って実演を行いました。











AEDの取り扱いや心臓マッサージの正しいやり方、連携など実際やってみて気づきや新しい発見があり、参加した職員はみんな研修を受けて良かったと言っております♪
今後もまた社内研修のレポートをさせていただきたいと思います。
2023年08月19日
8月2日に避難訓練を実施しました。
今回は厨房からの火災を想定し、火元の発見から利用者様の誘導まで行います。
利用者様にもご協力いただき、真剣に取り組まれていました。




利用者様を誘導している様子





2023年07月04日
6月27日に施設職員対象の内部勉強会を開催しました。
今月のテーマは【感染症及びまん延防止対策】
感染症とはどういうものなかを座学で学んだ後、実技を行いました。
ご利用者様が嘔吐されたと想定しての嘔吐物の除去方法を看護師から実技指導を受けた後、
参加職員が一人ひとり実際に体験してみました。笑顔もみせつつ、みんな真剣に実技を
行っていました。今回学んだことは必ず役立つものだと思います。




2023年05月02日
毎月、全職員を対象に研修(勉強会)を行っています。
 
5月は、事故防止委員会による「KYTについて」
研修目標:主観的視点から事故を未然に防止することができる。

KYTとは?
K=危険。 Y=予知。 T=トレーニング。
日々の業務・作業の中で「何かおかしい」「ここが危険かも」といった予知・予測する能力を高める訓練のことです。

委員会が作成した、介助中の様子や、利用者様が過ごされる宿泊室の環境、フロア、廊下等々の写真を見ながら、危険を予知するトレーニングを各自で行いました。
その後、グループ別に意見をまとめ、発表を行いました。
各グループが、ほぼ同じ危険を予知し、改善方法を考えていました。

ミスや事故を未然に防止するためには、異常に気が付く・発見する・変?と感じるといった感性がなければ目の前に重大な危険や兆候が存在していても気が付かず見過ごす事になります。
日常の業務の中で危険の要因に気づき、インシデントやアクシデントの前の段階で対処する力をつけることは、大切なことだと改めて感じた研修となりました。
日々、精進いたします!!
2022年09月27日
9月の施設内勉強会は、「感染症発生時の対応力を身につける」
看護師が講師となり、「ガウンテクニック」の実践を学びました。
 
ガウンテクニック
【着用手順】
①手指消毒を行う。
②ガウンを着用する。
 ガウンの一部が床につかないように、襟元を両手で持ち、片袖ずつ着用する。
 首ひもを後ろで結び、腰ひもを結ぶ。
③ゴーグルもしくはフェイスシールドを装着する。
④マスクを着用する。
 マスクは鼻・口を覆うように位置や大きさを調整する。
⑤手指消毒を行う。
⑥手袋を装着する。
 手袋は清潔を保つため最後に着用する。ガウンの袖口は手袋の中に入れ込む。
 


【着脱手順】
①手袋を外す。(最も汚染している手袋から外す。)
 片方の手袋の手首あたりをつまみ、内側を表にして外す。
 外した手袋を、手袋をしている手で握り込み、手袋を脱いだ手の指を反対の手の手首あたりから手袋の中に入れ、
 内側を表にして外す。
 手袋を廃棄する。
②手指消毒を行う。
③ガウンを脱ぐ。
 ガウンの首ひも、腰ひもを外す。片方の手を反対の手のガウンの袖口から中にいれ、もう片方の手もガウンの中に
 いれたら袖をあわせ、汚染した外側が内になるようにまるめ、たたむ。
 ガウンを廃棄する。
④手指消毒をする。
⑤フェイスシールドを外す。汚染している表側に触れないように注意する。
⑥手指消毒をする。
⑦マスクを外す。汚染している表側に触れないように注意する。廃棄する。
⑧手指消毒をする。
 


感染委員のデモンストレーションのあと、グループにわかれ全員が実践をしました。





施設内で、実践するときは他のスタッフに確認ができますが、訪問先でガウン着用が必要になった時は、自分一人です。
利用者様を守る。自分自身も守る。ために、今日の学びを忘れないようにします。
2022年09月11日
7、8月の勉強会は【看取り】についてです。
現在、笑福では「看取り」は行っていません。しかし、今後行わなければならない時がくるかもしれません。
「看取り」とはどのようなものなのか?

講師は、竹田志穂美さん。
看護師で、看取り士でもあり、以前は笑福で勤務されていました。
今は、アロマの販売・施術のお店の経営、有償ボランティアなど幅広く活動されています。
知識、経験豊富な竹田先生を招いて2回にわたり学びました。

「看取り」とは?
・近い将来、死を避けられないとされた人に対し、身体的苦痛を緩和、軽減するとともに、
 人生の最後まで尊厳ある生活を支援すること。
・無理な延命をせずに高齢者が自然に亡くなられる過程を見守るケア。


一般的に今までは、8割の方が病院で死亡されていました。しかし、コロナによる医療のひっ迫で、高齢者の食欲不振などによる入院は、受け入れができない状態になっているそうです。
また、病院で面会もできず、最期にも立ち会えないような状態で亡くなっていく・・・。
そのような状況から、今後自宅で最期まで看取る割合が多くなっていくといわれています。
 
看取りを経験したことがない、笑福のスタッフは「看取り」にどのようなイメージを持っているのでしょうか?
・最期の時間に関われる職業
・家族や、知り合いに囲まれて最期を迎えると安心感があると思う。
などのプラスの意見もありましたが、
 
・急変時の対応に不安がある。
・精神的、体力的負担が増えそう。
・知らないから怖い。
など、マイナスのイメージが多く聞かれました。
 


講師の先生より、
◇主な疾患ごとの最終段階の特徴  ◇看取り期にある利用者の状態像
◇ケアのポイント         ◇医療スタッフとの連携、協力

について教えていただきました。

最後に看取りを行っている施設、そのスタッフの方の心情の変化を映したDVDの鑑賞を行いました。

 
スタッフそれぞれが、「死生観」「看取り」について考えさせられたようでした。
最後に行った「看取り」を経験してみたいですか?という質問に、
「やってみたい」という前向きなスタッフが、最初にマイナスイメージを持っていたスタッフの数より多くなったように思います。
 
今すぐに「看取り」が実施できる体制ではありませんが、今後に向けて充実した学びの時間になりました。
竹田先生ありがとうございました✨
 
笑福では、当日に勤務の都合等で参加できない職員も含め、全職員が全く同じ内容の勉強会の受講ができる体制を、教育委員会が中心となり整えました。スマートフォンのアプリを使って、職員に向け勉強会のビデオ配信をしています。
これにより、何度も伝達研修の機会を設けることなく、各自が都合のいい時間に受講できるようになりました。

スキルアップに向けて、日々頑張っています('◇')ゞ

 
2022年06月30日
今月の施設内研修(勉強会)は、
「アンガーマネジメント」~高齢者虐待防止のための感情コントロール方法~ です。
外部研修で学んだスタッフ2名が学びをまとめ、資料を作成し、他の職員へ伝達研修を行いました。
 
アンガーマネジメントとは、単に怒らない(怒りをなくす)ことではなく、不要な怒りに振り回されない、必要な時は上手に怒る ことを言います。
アンガーマネジメントができるようになると、
①怒りを感じる頻度が減り、ストレスの軽減につながる。
②怒りの原因を整理することで物事に適切に対処できるようになる。
③怒りの原因を相手に納得しやすい形で表現できる。
④モチベーションの維持につながる。
 
職員一人一人がアンガーマネジメントを習得できれば、職場の人間関係も潤滑になり、何よりケアの向上にもつながります。


怒りについて考えます。
怒りは身を守るための防衛感情であり、人間にとって必要な感情だそうです。
では、その怒りの原因となるものはどんなものなのでしょうか?
自分が大切にしているもの「価値観」「地位」「プライド」などが、侵害さえた時に怒りが沸き起こります。
それぞれの「価値観」による、(○○すべき・すべきではない)について考えてみました。

・あいさつはするべきだ
・使用したものは、きちんと片付けるべきだ。
・消耗品は最後に使用した人が補充すべきだ
・決められたことは、やるべきだ。
・提出物の期限は守るべきだ。

など それぞれにいろんな価値観を持っていることが分かりました。
○○すべきなのにあの人はしていない。○○すべきではないのにしている。など、自分の価値観と違う行動や発言を
見聞きしたときに、怒りが沸き上がることがあることを知りました。
どのような時に怒りの感情が沸き上がるのかを知ることで、その感情をコントロールすることにつながります。


 
怒りの感情のピークは6秒と言われています。
怒りの感情が起きた時に、一番してはいけないことは「反射的な行動」です。
一定時間、怒りとは別の方向へ意識を向けることで、反射的な行動を避け感情をコントロールします。
具体的には、深呼吸や6秒をゆっくり数えたり、落ち着く言葉を唱えたりし、クールダウンを図ります。
他にも、セルフトークで自分を励ましたり、関係ないところに目を向け怒りをそらす、
怒りを数値化し冷静に分析する。などいろいろなクールダウンの方法を学びました。
 
怒りの感情をコントロールし相手に伝える時は、「どうして、なんで?」という考え方では、怒りが増幅してしまうため、
「どうしたら」という解決思考に変えて考え、
相手を尊重しながらIメッセージ(私は○○してくれると助かる、○○してもらうとうれしい・・など)で、伝えます。



これまでの学びを、利用者様のケア時に実践するためには・・
 
利用者様の怒り(訴え)の裏側にある思いを探ります。
声のトーンを下げ、ゆっくりと話しながら、傾聴します。怒りの裏側にある思いを聞き出し、言葉に出して理解していることを伝えます。
その思いに対応できる支援を考えます。
 
私たちは専門職として、自分自身の怒りをコントロールし、利用者様の思いに冷静に対応することが求められます。

今回の研修で学んだことを、各自が習得できるよう頑張ります!(^_^)v
 
 
2022年05月28日
毎月、笑福全従業員を対象に研修(勉強会)を行っています。
今月は「急変時の対応」について

【研修の目標】
・実践を通し、急変時の役割と対応方法を学び、一連の流れが理解できる。

【想定とポイント】
 ①日中(職員の日勤時間)
 ②職員が心肺停止状態の利用者様を発見する
 ③役割の把握と連携

【研修内容】
 教育委員会によるデモンストレーション
 人形を利用者様にみたて、実際に施設内にある血圧計等の機器を使用し、発見から救急隊
 が到着するまでの流れを実践します。

 反応のない利用者様を発見。呼吸、脈など状態を確認します。

 すぐに応援を呼びます。同時に心臓マッサージ開始。

 集まったスタッフに状況を伝え指示を出します。
 バイタルの測定、AEDの操作、救急車の要請やご家族への連絡など
 役割を分担して速やかに行います。

 それぞれが声を出し、何をしているのか、これから何をするのか、状況などを
 伝えあいながら連携を図ります。

 救急車が到着するまで心臓マッサージを継続します。ここまでが、一連の流れです。

 デモンストレーション後、各グループにわかれ、想定とポイントにそって
 実践訓練を行いました。


 急変時の対応については、マニュアルを作成し、毎年実施しています。
 しかし、実践訓練となると、訓練(練習)とわかっていても、焦って
 しまい、やるべきことが冷静に行えないことが分かりました。


 看護師のアドバイスを受けながら、課題を見直し繰り返し練習します。

 繰り返し練習を行い、役割の把握と対応方法の流れを確認しました。

 通常とは違う利用者様の状態を発見したら、驚き、焦りが生じ冷静な判断ができないこと
 もあると思われます。
 今回は、スタッフの人数が多い日勤帯想定で練習を行いましたが、人数が少ない夜勤帯な
 らなおさらです。
 各自がそのことを自覚し、対応時の役割を把握することが大事だと学びました。
 各自が役割を理解することで、他スタッフとの連携も図りやすく、自ずとやるべきことが
 みえ、体も動くはずです。
 今回の研修(勉強会)の学びを、何回もイメージトレーニングし緊急事態に備えます。